ペットボトルで水をかけるわけですから,活動後のペットボトルは当然,空になります。
そこで次の活動を見越して,先生たちが準備してくれたものはタライ。
タライに水を溜め,ペットボトルに水を入れておき,次の活動がスムーズに進むように準備を済ませておく段取りです。
でも!
子どもたちの姿を見ていると,ペットボトルにスムーズに水を溜められる子と,そうでない子の差は歴然。
ペットボトルを水に沈め,口を上に向けることで,中の空気が抜け水を入れることができる!
そのことに気づいてない子がいる!ということです。
ペットボトルの口を水平または下にして 一生懸命「掬い上げようとする」子も多数 |
我々多くの教師の習性として,そんな子を見ていると思わず「やり方を教える」,または「してあげる」ことが多くなります。
そんな姿を見て,ちょっと待ったぁ!!
ここで,“遊び”としての取り組み。
子どもたちに「考えさせ,友達の行動を観察し真似しようする」場面を生かさないのはもったいない!
活動を見守る!こと。
自分たちで工夫し気づかせること。
ほんの日常的な活動の場面に,子どもの成長にとってはとても大切な場面,「遊び」の活動はあるものだなぁと再認識することでした。
さて,月曜日。
水かけの後,自分で考えて・気づいて,ペットボトルに水をスムーズに溜められる子は何人くらいになっているかな?
タライの水ですから当然,何人も水をくみ上げると水かさは減ります。
ペットボトルを沈められなくなった時,次にはどんな工夫をすれば水を溜められるようになるかな?
気づいていただけますか? タライの中にはお椀が入っています。。。 金曜日。お椀を使おうとした子は0だったそうです。 |
このブログ記事を読まれたお父さんお母さん。
答えを教えるのではなく,じっと子どもたちの気づきを待ってみてくださいねぇ。
これから子どもたちの気づき,そして「まねび」の場面を多く見ることを楽しみにしたいと思います。