2013年5月25日土曜日

身近な保育活動に,もっと気づきの(考える)場面を

現在,自分の朝顔への水かけを一人ひとりで取り組んでいます。それぞれにマイペットボトル(ジョーロ代わり)を準備して。。。

ペットボトルで水をかけるわけですから,活動後のペットボトルは当然,空になります。
そこで次の活動を見越して,先生たちが準備してくれたものはタライ。
タライに水を溜め,ペットボトルに水を入れておき,次の活動がスムーズに進むように準備を済ませておく段取りです。



でも!
子どもたちの姿を見ていると,ペットボトルにスムーズに水を溜められる子と,そうでない子の差は歴然。
ペットボトルを水に沈め,口を上に向けることで,中の空気が抜け水を入れることができる!
そのことに気づいてない子がいる!ということです。

ペットボトルの口を水平または下にして
一生懸命「掬い上げようとする」子も多数

我々多くの教師の習性として,そんな子を見ていると思わず「やり方を教える」,または「してあげる」ことが多くなります。
そんな姿を見て,ちょっと待ったぁ!!

ここで,遊び”としての取り組み
子どもたちに考えさせ,友達の行動を観察し真似しようする場面を生かさないのはもったいない!

活動を見守る!こと。
自分たちで工夫し気づかせること。
ほんの日常的な活動の場面に,子どもの成長にとってはとても大切な場面,「遊び」の活動はあるものだなぁと再認識することでした。



さて,月曜日。
水かけの後,自分で考えて・気づいて,ペットボトルに水をスムーズに溜められる子は何人くらいになっているかな?

タライの水ですから当然,何人も水をくみ上げると水かさは減ります。
ペットボトルを沈められなくなった時,次にはどんな工夫をすれば水を溜められるようになるかな?

気づいていただけますか?
タライの中にはお椀が入っています。。。
金曜日。お椀を使おうとした子は0だったそうです。

このブログ記事を読まれたお父さんお母さん。
答えを教えるのではなく,じっと子どもたちの気づきを待ってみてくださいねぇ。


これから子どもたちの気づき,そして「まねび」の場面を多く見ることを楽しみにしたいと思います。