2011年11月25日金曜日

焼き芋,いかがですかぁ~

ここ種子島も12月を目前にして,だいぶ冷たさを感じるようになってきました。

週頭に研修視察に行って参りました。刺激もタップリ受けて昨日帰ってきました。

最近,保育の成果が目に見えて実感できるようになった野間幼稚園ですが,一方で幼稚園保育の中心となる「遊び」はどうか…。今の課題として,先生たちとも話し合いながら研究・取り組みを深めなければと思っていた時に,この出張で大きく感じるものがありました。


その幼稚園,ひとたび門をくぐった瞬間から,よく見受ける幼稚園の姿とは違った空気が流れていました。

その中での活動(遊び)の一つに,七輪を使った遊びの様子がありました。
年長の子どもたちと先生が,七輪で何か焼いています?最初,サンマ!と思ってしまったのは余りにも庶民感覚。
実際には,「干し芋」「ナスビ」「椎茸」を自分たちで焼いて遊んでいました。ナスビを女児からいただくことでしたが…。

今の季節の「たき火」を連想させ,しかも「干し芋」を焼いているところに遭遇!
「野間幼稚園でもすぐにできるではないか!」

学習した(知った)ことを実践しないのは知らないことより教育者としての罪は重い…。
私の座右の銘には「学ぶとは変わること」があります。

昨日帰って来るやすぐに七輪を買いに行き,昨日のうちに実践!

突然得体の知れないものを園庭に出し,焼き芋を始める園長!
子どもたちにとっては,なんなんだ!だったでしょうが,焼き芋がもらえて大喜び!!
因みにまだ,そのものが「七輪」であることを子どもたちには教えていません。
遊びでの楽しさ・不思議が家庭にも広がれば…。


今日は年長女児にも焼いてもらいました。
焼き上がると放送までしてもらい。
「焼き芋屋さんからお知らせです。焼き芋が出来上がりました。○○組さんはもらいにきてくださーい!」
プチお店屋さんごっこまでできて,遊びは広がります!


冷たくなってきて暖をとりながら,季節のものをいただけるこの遊び。
これ以外にも,楽しい遊びを研究して,もっともっと楽しい野間幼稚園をつくっていけたらと思うことです。

この生活発表会を目前にした時期に,しかも予行練習も空けて出かけた出張に,先生たちも保護者の皆さんも思うところ様々だったでしょうが,「ただ単に飲みに言っただけではない!」と遊びの変化で抵抗する園長の投稿でした。