■■■地方の幼稚園にとっての「こども園」とは?■■■
今日1月24日から第177回通常国会が始まりましたが,幼稚園の世界,特に地方の幼稚園にとっては大きな変革を意味する非常に重要な国会です。
民主党政権になってから,「幼保一体化」の取り組みとして幼稚園と保育所を完全統合する「こども園」構想が立ち上げられ,この国会において「こども園」関連法案を通し,平成25(2013)年4月から幼保が一つになった「こども園」がスタート!となる青写真が描かれました。
では,「なぜ地方の幼稚園に重要な国会なの?」
近年の「待機児童」=保育所人気(福祉依存!?)は皆さんご存じのはず。
少子化の世の中,保育所志向↑の高まりの一方で,幼稚園は↓↓「斜陽」とも言えるのが多くの園の実態です。特にそれが,子どもの少ない地方に至っては↓↓↓…。
どれだけ「教育」を柱にし,どれだけ崇高な理念を抱こうと,経営が成り立たなくなれば,社会に何の貢献もできない空の存在(休園,廃園)でしかありません。
地方の幼稚園にとっての「こども園」とは,この状況を打破し,しかも幼児教育を広げられ(0~2才児,及びその保護者を対象にでき),財政面での貢献までもできる,またとないチャンスの巡り合わせなのです。
現在,野間幼稚園では,
来年度(平成23年度)中に「認定こども園」に移行することを目指していますが,
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これも上記の現状,そして平成25年度「こども園」スタートに向けての,基礎つくりと考えていただくと,
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野間幼稚園の認定こども園化もすんなり納得いただけるかと思っています。
が,しかし…
下をクリック ↓↓↓
■■■「こども園」構想の今後■■■
写真記事(南日本新聞2011/01/22)
【幼稚園関係者などからの強い反対があり…】(記事の大元は共同通信社)とあるように,“都市部の”幼稚園が中心となって反対が巻き起こり…完全統合という意味では,スタート時期が遅れることになってしまったようです。
下の関連記事を読んでいただければ,「こども園」構想の問題点,そして都市部と地方の幼稚園の乖離を,行間から理解いただけるのではないかと思います。
こども園へ完全統合を延期 幼稚園の存続容認(共同通信)
政府が2013年度からの導入を検討している…(奈良新聞)
こども園、幼稚園と0~2歳児保育所併存(YOMIURI ONLINE ジョブサーチ)
「こども園」 財源確保が焦点(NHKニュース)
※ 幼稚園教育の根幹は,「子どものみならず保護者を含めた,『成長』であり『喜び』」です。
が,先にも書いたように,存続がなければ野間幼稚園の教育もありません。
その意味でも,今後ますますの野間幼稚園への応援,そして「認定こども園」化 →→→ そして「こども園」化へのご理解,ご支援よろしくお願いいたします。
◆ 理想のみの追求。武士的な生き方は,まだまだ俗人の私にはできません。<(_ _)>