ほぼ1年前の3月11日,あの日のことを思い起こし,園児なりに哀悼の気持ちをもってもらうためです。
写真を見ると,子どもたちがしっかりと聞いてくれている姿が記録されていて… やっぱり,小さいながらも真剣に話していることが伝わっているんでしょうね。 |
あの日は金曜日でしたね。種子島では全く何も感じることなく,太鼓くらぶも普通に行われ,春の日を感じる穏やかな夕刻を迎えようとしていました。
そこに園外に出かけていた職員が帰ってきて…「地震があったんですね」の声に,「いやー,全然感じなかったけど!?」と。
実は彼の地で起こっていた巨大地震を言っていたことを,それからの会話で知り,お預かりの部屋に行ってテレビをつけると。。。
丁度,押し寄せてくる幾重もの津波映像を目の当たりにすることでした。大人の自分が鳥肌が立ち,これからこの国はどうなっていくのか。もの凄い不安に襲われました。
被災された皆さん,特に親を亡くしてしまった子どもたちは…。つらい記憶です。
年長さんあたりは,しっかり記憶していたのではないでしょうか。
あれからしばらくの間続く,どのチャンネルを回してもほぼ同じ内容の報道,そして「AC~♪」の響き。
幼稚園でできたことと言えば,子どもたちに少しでもあの日のことを忘れないように語りかけること,そして幼いなりにも「祈り」の気持ちをもってもらうこと。
野間幼稚園ではこれまで,朝昼の会そして給食時に「黙想」は毎日取り組んできています。それに「祈り」をプラスして「黙祷」をしてもらうことでした。
手前2才児さんと年少さんの様子 |
手前年少さんと年中さん |
手前年中さんと年長さん |
今日はあれから1年の3月11日です。
野間幼稚園の子どもたち,まだ幼く,当事者はほぼ0ゼロに近い状態では,実感をもつのが難しいことでしょうが,家庭でもしっかり振り返って欲しいと思います。
そして改めて,緊急時の確認,備えについて心していかなければなりませんね。